マンションの管理会社が騒音解決に動いてくれなかった時の対処法
騒音問題をマンションの管理会社に相談したけど、積極的に動いてくれなくて悩んでいる人もいるでしょう。
「当事者同士で話し合ってください」と言われたり、面倒臭そうな応対をされたり。
管理会社が積極的に騒音問題に取り合ってくれない理由については、こちらのページで書いた通りです。
「そんなの理由にならない!」と憤る人もいるでしょう。住民としては管理費や維持費を支払っているのですから、当然です。管理会社には生活を守ってもらわないと困りますよね。
「管理会社に動いてもらうにはどうすればいい?他の方法は?」
「裁判にかけることはできる?」
ここでは、管理会社が騒音問題に対応してくれなかった場合の対処法について説明します。
管理会社に動いてもらう方法
管理会社に相談をしても騒音対策に乗り出してくれなくて、それでもどうしても動いて欲しい場合にはどうすれば良いのでしょうか。
相談の仕方を工夫する
あなたが管理会社に相談しても動いてくれなかったのは、ひょっとすると伝え方が良くなかっただけなのかもしれません。
騒音の状況やどのような被害を受けているのかなどを丁寧に伝えることによって、動いてくれるようになる可能性はあります。
詳細は以下のページをご覧ください。
上司を出してもらう
管理会社に電話して担当者の応対が悪かったら、上司を出してもらいましょう。その担当者がたまたま出来が悪かったのかもしれません。
そのような担当者に「上司と変わってください」と頼んでも、応じるかどうかは疑わしいですが、黙って引き下がるより可能性があることに賭けてみましょう。
メールやFAXで上層部宛に訴えてみても良いでしょう。
不動産屋に頼んでもらう
そのマンションを探すときにお世話になった不動産業者に連絡し、管理会社にお願いしてもらうという方法もあります。
引っ越ししたばかりなら不動産業者の担当者もあなたの顔を覚えてくれているでしょうし、強く薦められた物件であるなら、責任を取って管理会社に発破をかけてくれる可能性があります。
管理会社以外に動いてもらう
いくら頼んでも管理会社が動いてくれない場合は、さっさと見切りをつけて他の機関に依頼するほうが良いかもしれません。
頼りない管理会社に対してやり切れない思いもあるでしょうが、騒音問題を解決することがそもそもの目的のはずです。放っておきましょう。
ここでは管理会社以外に騒音対策を依頼できる機関について書いておきます。
自治体に相談する
市区町村の自治体に相談してみましょう。公害課や市民相談などの窓口に連絡してみましょう。
その地域に生活騒音への規制を定めた条例があれば、騒音を出している人に指導してくれるでしょう。
ただし、軽い注意程度で終わる場合が多いようです。自治体としても、管理会社と同様にできれば面倒なトラブルに進んで顔を突っ込みたくはないのでしょう。
警察に通報する
住民間の騒音問題で警察に通報して解決したケースは存在します。
他の方法に比べて効果が高く即効性がある反面、注意するべきポイントもあります。
詳細はこちらのページをご覧ください。
管理会社に対して損害賠償の請求はできる?
管理会社がマンションの住人の生活を守るという責任を放棄していると見られる場合は、損害賠償を請求することができます。
騒音のトラブルが原因で引っ越しを余儀なくされた場合には、引っ越し費用を請求することも可能です。
あまりにも管理会社の態度が横柄であったり、責任を取る態度が一切見られないような場合は、損害賠償の請求を視野に入れても良いでしょう。
ただし、お金も時間もかかることは言うまでもありません。専門家と相談して、戦うべきかじっくり考えましょう。
まとめ
管理会社に動いてもらう方法
- 相談の仕方を工夫する
- 上司を出してもらう
- 不動産屋に頼んでもらう
管理会社以外
- 自治体に相談する
- 警察に通報する
その他
- 損害賠償を請求する
以上が管理会社が動いてくれなかった際の対処法になります。
目的はあくまでも騒音をなくすことであり、管理会社と争うことではありません。
管理会社に解決してもらわないといけない事情でもない限り、そこに固執せずに他の手段を講じてみましょう。